皆さんこんにちは。
東京都武蔵村山市を拠点とし、重量機械の据え付け・移設工事を手がける藤原機工です。
藤原機工では、食品工場にて耐用年数(寿命)を迎えた機械の入れ替えもよく行っています。食品工場では食べ物を作っていますから、衛生面や安全性には特に気を使わなければなりません。日々のメンテナンスはもちろん、寿命が近そうなら早めに交換することが大切です。ここでは、食品加工機械の耐用年数や入れ替え時期について解説します。
■食品工場で使われる機械の法定耐用年数
食品工場では、実にさまざまな機械が使われています。たとえば材料を洗う機械やカットする機械、かき混ぜる機械、こねる機械。そして焼く機械に揚げる機械、煮る機械などです。さらには乾燥させる機械や急速冷凍させる機械、缶やパッケージに詰める機械などもあります。
こういった機械のどれか1つが欠けるだけでも、食品を完成させることはできません。特に近年では、人々の食の好みの多様化に伴い、食品のバリエーションも増加しています。結果として食品工場の機械の種類も増え、コンパクト化や省エネ化も求められるようになりました。その分、機械が故障した時の影響も大きいので、寿命を迎える前に交換するのが望ましいでしょう。
交換のタイミングについてはいろいろな考え方がありますが、1つの目安となるのが「法定耐用年数」です。法定耐用年数は、その設備が使用できると見込まれる期間のことで、「食料品製造業用設備」の場合は基本的に10年です。急速冷凍機(6年)のように、一部耐用年数が異なる機械もあります。どの機械の耐用年数が何年なのかは、正確に把握しておくべきでしょう。
ただし、法定耐用年数を過ぎたからといって、必ずしも交換しなければならないわけではありません。詳しくは次の項目で解説します。
■法定耐用年数を過ぎるとどうなる?
法定耐用年数は、一応交換時期の目安として使えますが、実は機械の寿命を示すものではありません。なぜなら法定耐用年数は、あくまでも「減価償却」に使用する税法上の指標に過ぎないからです。もちろん「使用できると見込まれる期間」なので、ある程度参考にはなるのですが、実際にその機械が使えるかどうかとはまた別の問題です。
要するに食品工場の機械は、購入から10年かけて減価償却を行い、分割して費用計上していきます。減価償却が終わると帳簿上の資産価値はなくなりますが、だからといって機械が消えてなくなるわけではありませんし、急に機械が故障するわけでもありません。特に不具合が発生していないのであれば、そのまま使い続けることもできます。
そのため、耐用年数に達したからといって、慌てて買い替える必要はないのです。一方で、乱暴な使い方をしていると、法定耐用年数より短い期間で故障してしまうことも珍しくありません。加えて、人の口に入れる食品を扱う工場では、機械の機能や状態には常に気を使う必要があります。そこで重要になってくるのが、日々の清掃やメンテナンスです。
食品工場の機械は、衛生環境を保つためにこまめな洗浄が欠かせません。また、原料が詰まったりこびりついたりすることによる不具合も発生しやすく、こまめにメンテナンスを行う必要があります。しっかりとメンテナンスをしていれば、機械の故障を防いで長期間使い続け、安全な食品を生産することができるのです。もちろん、寿命が近いと判断された時は、すぐに新しい機械に交換しましょう。
■食品工場の機械の据付やメンテナンスは、実績豊富な業者に依頼を!
現在の食品工場で使われている機械の多くは精密機械なので、故障しても自力では対応できないケースが多々あります。そのため、日々の清掃やちょっとした不具合への対応を除くと、メンテナンスは専門業者に依頼することが多いでしょう。
また、メンテナンスや交換の際は、機械の撤去や据付のことも考えなければなりません。精密機械を安全に据え付けるためには、専門的な技術が必要不可欠です。正確なメンテナンスや据付を行うためにも、実績が豊富な業者に依頼しましょう。
東京都武蔵村山市に拠点を置く藤原機工は、これまで全国各地で大型機械や精密機械の据付を行ってきました。食品加工機械についても、おにぎりを作る機械やそれに海苔を巻く機械、パンをこねる機械などさまざまな実績があります。
全国どのエリアでも対応可能で、在籍している職人全員が解体から溶接、組み立ても行えるプロ集団です。機械の入れ替えをお考えの際は、藤原機工までお気軽にお問い合わせください。